大学生の一人暮らしに最適な机の大きさは?狭い部屋でも集中できるデスクを選ぼう!【建築学生が解説】

大学生の一人暮らしに最適な机の大きさは?狭い部屋でも集中できるデスクを選ぼう!【建築学生が解説】

一人暮らしの家具選びで、机の大きさに悩んだことはありませんか?

大学生の一人暮らしでは、どうしても部屋の大きさが限られることから、机の大きさとほかに使えるスペースとのバランスが問題になってきます。

また、勉強などの作業にも使うため、狭すぎるのも後で後悔してしまいます。

この記事では、一人暮らしの大学生に最適な机の大きさや、選び方のポイントを具体的に解説します。

後半では実際に部屋の大きさごとのおすすめデスクも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしの大学生の机選びが難しい理由

はじめに、大学生が一人暮らし用の家具を選ぶときに、机の大きさで悩む原因を整理しておきます。

部屋の広さが限られている

まずは、なんといっても部屋が狭いというのが大きな要因です。

一般的には、ワンルームで8畳程度の広さしか確保できないという場合が多いかと思います。

この中に机だけでなく、ベッドやいす、収納家具など様々な家具を納めていく必要があります。

特に何も気にせずにそれぞれの家具を買い集めてしまうと、いざレイアウトしてみたときにとても狭い印象の部屋になりかねません。

狭い部屋を有効に使う必要があり、これがなかなか難しいというわけです。

用途が様々にある

部屋の広さについては、おそらく誰もが想像するかと思いますが、実はデスクの用途という面でも少し難しいのです。

どういうことかというと、大学生で一人暮らしをすると、机の用途が多様になるということです。

実家暮らしなどで部屋数が確保できる場合、食事、勉強などの機能ごとに部屋が分けられるため、それぞれの部屋の机は各用途を中心として使われます。

つまり、ダイニングではダイニングテーブル、勉強部屋では勉強机のようにある用途に特化したものを選べばよいわけです。

ですが、ワンルームとなると、いくつも机を置くわけにもいきませんし、部屋を用途ごとに分けることもできないため、一つの机がある程度どんな用途にも対応できる必要があるのです。

用途によって最適な机の大きさや高さなどが変わってくるため、何も考えずに勉強机を買ってしまうと、後から不便だったと後悔する可能性もあるというわけです。

収納などとの兼ね合いが難しい

さらに、収納についても難しさがあります。

ワンルームであれば収納をいかに納めるかが大切になってくるわけですが、収納家具はどうしても場所をとってしまいます。

机周りにスペースを取りたくてもだんだんと収納家具に侵されてくるという場合もあるので、机の場所と収納のおさまりを考えておく必要があります。

この状態の解決策としては、収納家具と机を組み合わせてコンパクトに収めるという方法があります。

ですが、普通の机に収納を合体させようとしても、作りの問題からうまくいかない場合が多いです。

収納をどうするかと、どの机を選ぶかは、同時進行で考えていく必要があります。

一人暮らしにおすすめの机の大きさ目安

それではここからは、具体的にどのくらいの大きさの机がおすすめなのかを解説していきます。

置きすぎると部屋がより狭くなって使いにくいですし、小さすぎるとそもそも使いにくいです。

どのくらいの大きさまでならうまくいきやすいかを意識しながら選びましょう。

最低限の寸法

まずは、机でパソコン作業や勉強をするうえで、最低限必要な机のサイズについてです。

結論から言うと、45cmは確保しておきたいです。

数字でいわれてもわかりにくいと思うので、どのくらいの大きさなのかを簡単に解説します。

イメージとしては、パソコンのみの作業をするには40cm程度が必要です。

大学生の場合、オンライン授業を家で受けることもあるので、パソコンとB5のノートがちょうど収まるくらい、iPadで受講すれば十分スペースが取れるくらいの大きさです。

カフェのカウンター席が、40~50cmくらいの場合が多いので、もしカフェで机が狭いと感じたら、その時の机の寸法を覚えておくと役に立つかもしれません。

勉強用としてだけでなく、ほかの作業をする分にも45cmが取れていれば不自由することはないかと思います。

ゆとりが持てるサイズ

では、部屋が広めな方などで、ゆとりの取れる寸法を考えている場合はどのくらいがよいのでしょうか。

先に書いておきますが、先ほどの45cmという基準で基本的な作業は不自由なくできるので、部屋の広さが確保できない方は45cm基準をおすすめします。

スペースが確保できる場合は、勉強机サイズをおすすめします。

数字的には60cmです。

勉強机は一般的にこの奥行きでできていることが多いので、どのくらいか気になる方は勉強机を参考にしてみましょう。

このサイズがあれば、ゆとりをもって勉強や作業ができるだけでなく、机の上に観葉植物といったインテリアを加えても大丈夫なくらいの広さになります。

注意点としては、パソコンモニターを外付けで壁に着けようと考えている場合で、画面が小さいと少し遠く感じてしまう場合があるという点です。

なかなか実物を試してみることができないので、購入する前にチラシなどを画面に見立てて、机の端から55cm程度の位置に立ててイメージして考えましょう。

快適、集中できるデスク環境のコツ 様々なタイプのデスク

それではだいたい寸法についてわかってきたところで、一度デスクの種類についての話を挟みたいと思います。

ワンルームの一人暮らしで場所の確保が難しい場合、ここで紹介するようなタイプのデスクを活用してみるのも一つの手です。

折り畳みデスク

まずは、折り畳みデスクという選択肢です。

これは、個人的にはメインのデスク以外にもう一つ机を用意したい人におすすめです。

メインの机を勉強用にしておいて作業を切り分けることで集中できる環境が作れます

この方法で、集中できる机を確保しながらも、もう一つ食事や必要な時だけ使うという用途です。

普段は場所を取らずにしまっておけるので、サブの机としてはとても重宝します。

注意点として、メインの机に使うのは避けておきたいという点があります。

その理由は、机の上を片付けなければ折り畳みデスクは効果を発揮しないからです。

メインの机はパソコンを置いていたり用具を置いていたりで、使うごとに毎回片付けるのも手間がかかります。

折りたためるものと思ってほかの家具のレイアウトを決めてしまうと、実際は収納できなくて場所をとってしまったという事態になりかねません。

サブの机としては優秀なデスクだと思います。

スタンディングデスク

メインの机としてもおすすめなのが、スタンディングデスクです。

最近ではだいぶ知名度が上がっていますが、スタンディングデスクとは、立った状態で使えるデスクのことです。

昇降式で座った状態でも立った状態でも使える商品も多く出回っています。

スタンディングデスクは、狭い部屋での生活に変化を与えてくれるアイテムなので、気分転換になり集中力の向上にも向いています

普通の机と必要なスペースの大きさは変わらないので、メインの机にしても問題はないでしょう。

また、立っていればいすが必要なくなるので、その分のスペースを取らないのもメリットです。

机を増やすといすも増えて一気に部屋が狭くなってしまいますが、サブのデスクをスタンディングデスクにするなどの工夫をすれば、場所を取らずに別のデスク空間を作れます。

狭い部屋でも複数のデスク空間を作れれば、気分転換、作業の切り分けなどができて、生活がよりよくなるはずです。

配線スペースのあるデスク

配線のスペースがある机はかなりおすすめです。

一人暮らしでは、充電ケーブルや電気のコードなどがだんだんとぐちゃっとしてしまいがちです。

このようなもののスペースをあらかじめ確保しておくと、後で邪魔になることが避けられます。

配線が机の上に出てくると、その分だけ机が狭くなり、ただでさえスペースがない部屋がより狭く感じてしまいます。

できる限り後々狭くなることは防ぎましょう。

配線用のラックを使うと、一般的な机でもすっきりさせられるので、このような選択もおすすめです。

部屋の大きさ別 机サイズの選び方とおすすめ

ということで、デスクの大きさの話に始まり、デスクのタイプも簡単に紹介しました。

最後に、部屋の広さごとにおすすめのデスクを具体的に紹介します。

今までの話を踏まえた選択肢をピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。

6畳未満のワンルーム

6畳未満の部屋では、なるべく机のために割くスペースは小さくしておきたいところです。

部屋自体が小さいため、収納やベッドを多くだけでかなりゆとりがなくなってきます。

そのため、なるべくコンパクトなデスクを選ぶことと、デスクが収納の役割も担えるものを選ぶことがポイントです。

具体的な奥行きとしては45㎝がちょうど確保できるくらいのもので、奥行きを減らすために机の奥ではなく左右に収納が付けられるとよいでしょう。

6~8畳の一人暮らし部屋

8畳部屋があっても、家具のレイアウトとしては決して広いとは言えないです。

そのため、先ほど6畳の場合で紹介した山善のデスクを選ぶのでもよいと思います。

ですが、8畳になってくると、少しゆったりとした使い方もできてきます。

スペースが確保できるのであれば、気分転換にもなり、生活に変化が付けられる昇降式のスタンディングデスクという選択もできるでしょう。

立った状態と座った状態の両方に対応できるので、スペースがあればおすすめです。

8畳以上の広めの部屋

8畳以上の部屋で、広さが確保できる場合は、そこまでデスクをコンパクトにしようとかんがえすぎなくてもある程度の広さは確保できます。

ここでは、便利さや作業の切り替えとして、セカンドデスクを使うという選択肢を紹介しておきます。

メインの机を勉強専用にしたいときや、普段はコンパクトな机でよいけれど趣味などで広い机も必要という時には、折り畳み式のセカンドデスクを持っておくという選択もできます。

このような方法はどうしても部屋の広さが必要になるので、スペースにゆとりがある場合に検討してみると、一つの机で生活するよりも切り替えができて豊かになるはずです。

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まとめ

今回は、一人暮らし用のデスクの大きさの話に始まり、具体的におすすめのデスクまで紹介してきました。

部屋の広さやほかの家具の量は人それぞれです。

また、人によっては趣味で大きな机が使いたかったり、私のように課題の模型作りで広い作業スペースが必要だったりします。

今回の記事が、一人一人に合った机の選択をする助けになっていれば幸いです。

最適な家具を選んで、集中できるデスク環境、快適な部屋が作れるよう、よく検討しましょう。

では、またの記事で会いましょう!

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