テレワークが普及し、自宅で仕事をするのが当たり前になりました。
しかし、一人暮らしの部屋で仕事をしていて、「どうも集中できない」「ついベッドでだらけてしまう」「仕事とプライベートの境目が曖昧で休まらない」といった悩みを抱えていませんか?
その悩み、実は、一人暮らし特有の「部屋の環境」が、あなたの集中力を奪っているのかもしれません。
この記事では、「テレワークに集中できない」という悩みを解決するため、建築学的な視点を取り入れた「集中できる部屋作り」のコツを徹底解説します。
狭い空間でも、レイアウトと家具の選び方次第で、驚くほど快適なワークスペースは作れます。
この記事を読んで、メリハリのあるテレワーク生活を手に入れましょう。
建築学の視点:なぜ一人暮らしの部屋(ワンルーム等)は集中しにくいのか?
オフィスや書斎と違い、一人暮らしの部屋は「生活する」ための空間です。
建築学的に見ても、仕事と生活が混在する空間は集中しにくい明確な理由があります。
理由1:ゾーニング(空間の区切り)が曖昧
建築学では、空間を用途ごとに区切ることを「ゾーニング」と呼びます。
ワンルームや1Kの場合、食事、睡眠、リラックス、そして仕事という異なる機能が、一つの空間に詰め込まれがちです。
脳は「この場所は〇〇するところ」と空間の役割を認識しています。
しかし、ゾーニングが曖昧だと、脳が混乱し「仕事モード」と「リラックスモード」の切り替えがうまくできず、結果として集中力が散漫になります。
理由2:生活動線と作業動線の交錯
「動線」とは、人が空間内を移動する軌跡のことです。
一人暮らしの部屋では、トイレに行く、飲み物を取りに行くといった「生活動線」と、「仕事の作業動線」が重なります。
デスクのすぐ後ろにベッドがあったり、視界にキッチンやテレビが入ったりすると、移動のたびにリラックス要素が目に入り、集中が途切れやすくなります。
理由3:不適切な「環境」(光・音)
集中力には「光」と「音」が大きく影響します。
- 光: 生活空間は、リラックスできるよう暖色系(オレンジっぽい光)の照明にしがちです。しかし、この光は作業や勉強には不向きで、眠気を誘うこともあります。
- 音: 一人暮らしの部屋は、宅配便のインターホンや外の騒音、冷蔵庫の動作音など、不意な「生活音」がダイレクトに耳に入りやすく、集中を妨げる要因となります。
解決策1:【建築学編】狭い部屋でもできる!集中空間を生み出すレイアウト術
集中できない原因がわかったところで、次は具体的な解決策です。
まずは、建築学の視点を活かしたレイアウトのコツをご紹介します。
コツ1:「領域」を作る(視覚的ゾーニング)
物理的に壁を作るのが難しくても、「視覚的な区切り」で仕事の領域(テリトリー)を意識させることが重要です。
- デスクを壁に向ける: 最も簡単なゾーニングです。視界から生活空間を遮断し、目の前の壁に集中できます。
- ベッドとの間に家具を置く: デスクとベッドの間に、背の低いオープンシェルフやチェストを置くだけでも、空間が仕切られ「ワークスペース」としての独立性が高まります。
- ラグを敷く: デスクとチェアの下にだけ異なるデザインのラグを敷くと、そこが「仕事エリア」であると視覚的に認識できます。
コツ2:「視線」をコントロールする
集中力を維持するには、「座った時に何が見えるか」が鍵となります。
- 誘惑物を視界に入れない: ベッド、ソファ、テレビ、漫画棚などが、作業中に視界に入らないレイアウトを最優先で考えましょう。
- 窓の向きを調整する: 窓に向かう配置は、自然光で開放感が得られますが、外の景色に気を取られる可能性もあります。窓を背にするか、横にする配置も検討し、自分に合う場所を探しましょう。
コツ3:「光」を味方につける
仕事モードへの切り替えには「光」の活用が不可欠です。
- 自然光を取り入れる: 日中はできるだけ自然光が入る場所で作業すると、体内リズムが整いやすくなります。
- 作業用の照明を追加する: 部屋全体の照明とは別に、「デスクライト」を必ず用意しましょう。集中力を高めるとされる「昼白色(白っぽい光)」を選び、手元をしっかり照らすことで、オンオフの切り替えスイッチになります。
解決策2:【家具活用編】オンオフを切り替える!集中力を高める家具選び
レイアウトが決まったら、次は家具の力で集中できる環境を仕上げます。
一人暮らしの限られたスペースでも活躍する家具の活用法です。
「ワークスペース」の境界を作る家具
ワークスペースを空間として独立させる、ゾーニングをより強固にするためのアイテムです。
- パーテーション / オープンシェルフ: 圧迫感のないデザインの間仕切りは、視線を遮りつつも、光や空気の流れを止めません。シェルフなら収納も兼ねられて一石二鳥です。
- 観葉植物: 大きめの観葉植物をデスク横に置くだけでも、生活スペースとの心理的な境界線(間仕切り)として機能します。リラックス効果もあるため、おすすめです。
「仕事モード」に切り替える家具
「なんとなく」で選んだ家具は、集中力の低下につながります。
作業をするうえで集中力が保てる家具を選びましょう。
- ワークチェア: ダイニングチェアや座椅子での長時間の作業は、姿勢が悪くなり集中力が続きません。腰をしっかり支え、正しい姿勢を保てる「ワークチェア」への投資は、テレワークの効率を左右する最も重要なポイントです。
- 専用デスク: ローテーブルでの作業はNG。悪い姿勢や集中力の低下につながります。ワークチェアに合った高さの「専用デスク」を用意し、「ここが仕事場」だと脳に認識させましょう。
「生活感」を隠す収納家具
視界に入る「ノイズ(ごちゃつき)」は、無意識のうちに集中力を奪います。
- デスクワゴン / 袖机: 書類や文房具、ガジェット類は、デスクの上に出しっぱなしにせず、定位置(デスク下のワゴンなど)に隠す習慣をつけましょう。
- 蓋付きボックス: すぐに使わないものは蓋付きのボックスに入れ、生活感を徹底的に隠すことが集中空間の維持につながります。
一人暮らしの集中部屋におすすめ!厳選テレワーク家具5選
「とはいえ、どんな家具を選べばいいかわからない」という方のために、一人暮らしの部屋にも置きやすく、集中環境作りに役立つ厳選アイテムをご紹介します。
具体的にピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.【ワークチェア】長時間でも疲れない!デザインと機能を両立
ワークチェアは、姿勢を保ち集中力を維持させるだけでなく、作業用の椅子に座って心理的にも切り替えを促してくれます。
おすすめはニトリのワークチェアです。
シンプルで仕事用に組み合わせるのに向いていて、リクライニング機能も付いています。
ゲーミングチェアのようなものも、座り心地としてはよいのですが、一人暮らしでは部屋の大きさの制約から邪魔になってしまいます。
シンプルで適度な大きさのワークチェアがおすすめです。
2.【デスク】省スペースでも快適!るコンパクトデスク
机についても、椅子のように仕事用があると切り替えにつながります。
作業用の机を生活用と切り分けておけば、仕事を始める前に片付けも必要なく、ハードルが下がります。
一人暮らしでは場所が限られている場合も多いので、ここでは折り畳みデスクを紹介しておきます。
使わない時にはたたんでおけるため、場所を取りません。
パソコン作業などが快適にできるよう、50cm以上のものがおすすめです。
3.【パーテーション兼シェルフ】置くだけで「個室感」
仕事スペースを区切るのにはパーティションがあると効果的ですが、場所を取るうえに、部屋が分断されて狭く感じてしまいます。
そこで、一人暮らしには、視線が抜けて空間のつながりを失わない、スチールラックで緩やかに区切るのがおすすめです。
棚としても使えるため、一石二鳥で使えます。
ワンルームでも書斎のような個室感のある場所が作れます。
4.【デスクライト】目に優しく集中力アップ
デスクライトをつけることは、作業開始のスイッチとして心理的な切り替え効果もあります。
手元の明るさが部屋のほかの部分よりも明るいと、意識が手元に集中して、ほかの誘惑に目が行きにくくなります。
また、デスク上に置くものなので、リラックス効果がある自然素材のものがおすすめです。
5.【デスクワゴン】ごちゃつき解消!デスク周りすっきり収納
机の周りはきれいに片づけておかないと、ほかのことに意識が行って集中力が続かなくなります。
ですが、書類や文房具など、デスクで必要なものも多くあります。
そのため、デスクの収納力を上げるのが効果的です。
すぐに引き出しにアクセスできてきれいに片づけられるデスクワゴンがおすすめです。
まとめ 工夫次第で「集中部屋」は作れる!快適なテレワーク環境を手に入れよう
一人暮らしの部屋でテレワークに集中できないのは、環境の問題も大きいです。
ですが、すぐにできる対策も多くあるのです。
建築学的なゾーニングを意識し、家具の配置で「仕事領域」を作る
「視線」と「光」をコントロールして、仕事モードに入りやすい環境を整える
ワークチェアや収納など、集中力をサポートする「家具」に投資する
これらの工夫次第で、たとえワンルームであっても、オンオフのメリハリが利いた快適なワークスペースは必ず作れます。
まずはデスクの向きを変えてみる、視界に入る雑誌を片付けてみるなど、小さな一歩から「集中部屋」作りを始めてみませんか?
では、またの記事で会いましょう!


